会社(法人)登記簿謄本の取得方法②
会社登記簿謄本を郵送で請求する方法について分かりやすく見てみましょう。会社登記簿謄本は郵送での交付請求ができます。
まず、申請書にご住所・氏名を自署①します。自署の場合押印は不要ですが、記名(印刷やゴム印の押印)でしたら氏名の横に認印を押印します。
つぎに会社の商号を正確に記載します。株式会社などの会社種別もきちんと記載しましょう。本店(会社の住所)も正確に記載してください。
この商号と本店に記載間違いがあるとどの会社なのか検索ができないことがあります。ですので、きちんと記載しましょう。
本店記載欄の下にある会社法人等番号についてはわかっていれば記載します。わからなければ空欄でも大丈夫です。
それからどんな種類の証明書が必要なのか☑します。会社登記簿謄本を郵送請求する場合は1通につき600円分(枚数制限ありますが多くの場合はこれで足ります)の収入印紙が必要です。郵便局で購入できますので必要通数分購入しましょう。
交付請求書右欄に印紙を貼ります。
つぎに返信用封筒を用意します。
会社登記簿謄本が三つ折りされても構わないなら定型郵便(長型3号)封筒を返信用封筒に使用します。会社登記簿謄本はA4版ですので折り目を嫌う几帳面な方ならそのままおらずに入りますので定形外封筒(角型2号)をご利用下さい。返信用封筒には送付して貰いたい郵便番号・住所・氏名を記入します。郵便切手は定型なら82円・定形外なら120円を貼っておきます。通数により重量が異なりますので、不足予想分の切手は同封しましょう。速達郵便での配送を希望の場合は280円切手を封筒に余分に貼って速達のゴム印をスタンプするか二重赤線を引きましょう。
最後に管轄する法務局へ送付するための封筒を用意します。
管轄法務局の郵便番号・住所・管轄法務局名を記載します。どの法務局が管轄の法務局なのかは法務局のホームページで調べましょう。
宛名の管轄法務局の下に「認証係 御中」と記載しておけば登記簿謄本を交付する係宛てと分かって貰ええるので、法務局内部での遣り取りがスムーズにいきます。
それでは、最後に内容物を確認します。
①(登記簿謄本)交付請求書
② 返信用封筒 1通
以上です。あとはポストに投函すれば、
a法務局までの郵送の期間
+
b法務局内での調査・発行手続期間
+
c法務局からの郵送の期間
上記の合計日数で登記簿謄本がお手元に届く予定です。
aについては距離にもよりますが1日~3日
bについては到着してから遅くとも2日以内とおもわれます
cはaと同様ですね
それからとても大切なことがあります。交付請求書には記載箇所がありませんが、必ず電話番号とりわけいつでも連絡がつく携帯電話番号を記載しておきましょう。記載箇所はどこでも構わないのですが、氏名の下や右側などの目立つ場所に記載しましょう
法務局でも会社登記簿謄本交付手続きは民間委託が進んでいて対応も丁寧です。もし交付請求書に不備があったとしても電話連絡してくれる可能性があります。電話番号を書いていなければあっさり「みあたりませんでした」と空振りの返信があるなんてことになりかねません。
作業は一見簡単ですが、初めての方や数年ぶりに請求する方には種類などの選択がハードルが高いかもしれませんね。迷ったら、会社登記簿謄本なら、「全部」事項の「履歴」事項証明書がお勧めです。
登記簿謄本の請求は、司法書士事務所が運営する登記簿謄本取得センターに依頼していただく方法もお勧めです。